2025年5月に静岡県伊東市長に初当選した田久保真紀さん。
その清新なイメージと「市民目線の市政」を掲げた選挙戦は多くの支持を集めました。
しかし就任から間もない6月以降、彼女を取り巻く空気は一変。
東洋大学卒業をめぐる学歴詐称疑惑が持ち上がり、
ついには「除籍だった」と自ら認めるに至りました。
今回は、そのきっかけとなった告発文、大学同級生の証言、
卒業証書の真偽などに焦点を当て、この問題の本質に迫ります。
田久保真紀への告発文とは?

当選から間もない5月末、
伊東市議会の全議員に対して、匿名の告発文が届きました。
「田久保真紀氏は東洋大学を卒業していない。卒業証書は偽造されている疑いがある」
当初は怪文書扱いされたこの文書ですが、一部の市議が問題視。
東洋大学卒業は事実か?について。
市議会で「東洋大学卒業は事実か?」と問われた田久保市長は、
当初こう答えました。
この態度に、市民や議員の間で「説明責任を果たしていない」と批判が高まりました。
市長自身が過去の市政広報などで「東洋大学卒業」と明記していたこともあり、
真偽を問う声が大きくなっていきます。
田久保真紀の大学の同級生が除籍を告白?

SNSや報道取材で次のように語っています。
「彼女は3年生の頃から授業にほとんど来なくなった。何かトラブルがあったと聞いていた。卒業はしていないと思っていた」
この証言が事実であれば、
田久保氏は大学4年次を迎えることなく中途退学していたことになります。
加えて、SNSなどで一切学生時代の写真や交友関係が出てこない点も、
学歴の信ぴょう性に疑問を抱かせる要素となっています。
公職選挙法には抵触しない?
会見では、
田久保市長が「学歴詐称ではない」と繰り返し主張していた点も注目されました。
「選挙公報やポスターには『東洋大学卒業』と明記していません。公職選挙法には抵触していないと理解しています」
たしかに、公職選挙法では選挙公報に明記していなければ、
虚偽記載には当たりません。
しかし、SNSや市政広報、取材記事で「卒業」と明記していた場合は、
卒業証書は偽物だったのか?
2025年7月1日、
田久保市長はついに記者会見を開き、次のように述べました。
「私自身の確認の結果、東洋大学から卒業した事実は確認できませんでした。大学側より『除籍』であったことが判明しました」
この発言により、
卒業を公表していた過去の説明が事実と異なることが明らかとなり、
メディア各社も一斉に報道。
また、選挙前にSNSなどで一部公開されていた「卒業証書の写真」も、
本物ではなかった可能性があるとして再注目されています。
出直し選への立候補も明言

2025年7月7日、
伊東市議会において田久保真紀市長に対する辞職勧告決議案が全会一致で可決されました。
これを受けて同日夜、
田久保市長は緊急記者会見を開き、次のように辞意を表明しました。
「地検への上申手続きを終えたら、速やかに辞任したいと思います」
会見では、卒業証書や在籍証明書、上申書などを静岡地検に提出済みであることも明かされ、
「検察の捜査にすべてを委ねたい」と述べました。
一方で、辞職の意向を示しつつも、
市民に向けてこう語りました。
「改めて市民の判断を仰ぎたい。もう一度、皆さんと一緒に伊東を変えていくために、誠心誠意、進んでいきたい」
信頼を取り戻すために時間がかかりそうですが、
田久保さんの出直し市長選もできたらいいですね。
市民からの信頼回復は可能か?
これまで田久保市長は「市政の混乱を避けるため」
として辞職を否定し続けてきましたが、
苦情が殺到する市役所、労働組合からの要請、
今回の辞意表明は一区切りではあるものの、
「出直し選立候補」という姿勢には、賛否が分かれることが予想されます。
政治家に必要なのは「誤りを認めた後の姿勢」だとも言えます。
誠実さと説明責任を果たし、市民の信頼を回復する道を彼女は歩めるのでしょうか。
今後の動向に注目したいと思います。
まとめ
田久保真紀市長の辞職と出直し選表明は、
学歴詐称問題から始まった騒動に一つの区切りをもたらしました。
しかし、「卒業していないと聞いた」と証言する同級生の存在や、
在籍中の実態に疑念を抱く市民の声は根強く残っています。
「もう一度、市民の判断を仰ぎたい」という田久保氏の決意に対し、
有権者はどう答えられるでしょうか。
今後に、期待したいと思います。
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