神戸市の人気ラーメン店「METRO RAMEN」で
提供された料理を食べた客が次々と体調不良を訴える事態が発生しました。
発端はSNSの投稿。
次第に同様の症状を訴える人が続出し、
保健所の調査により食中毒事件であることが判明しました。
鶏チャーシューの加熱不足が原因とみられています。
一体、神戸のラーメン店で何が起きたのでしょうか?
神戸のラーメン店で何が?

事件が発覚したのは2025年6月7日。
神戸市内のラーメン店「METRO RAMEN」で食事をした職場の同僚4人のうち、
3人が下痢や発熱といった症状を訴えたことがきっかけでした。
いったい何があったのでしょうか?
鶏チャーシューで食中毒⁈

神戸市によると、原因とみられるのは、
5月25日〜6月2日に同店で提供された鶏チャーシューを含む料理。
加熱が不十分だったことが疑われており、
患者は鴨出汁ラーメンや貝出汁ラーメンなどを食べていたことが共通点として確認されています。
市は、
体調不良の症状と回復状況は?
症状を訴えたのは20代〜40代の男女8人で、
幸い、全員が快方に向かっており、重症者はいないとのことです。
カンピロバクター感染症の症状としては典型的で、
潜伏期間は1〜7日程度、通常は数日で自然回復しますが、まれに合併症を引き起こすこともあります。
神戸のラーメン店がSNSでも拡散!!
発覚の一端を担ったのがSNS(X)での投稿です。
とする内容が次々と投稿され、
同時に「鶏チャーシューが生っぽかった」
といった証言が相次ぎました。
「カンピロバクター」という食中毒菌名もXでトレンド入りし、大きな話題に。
SNSの声は?
いつか低温調理のレアチャーシューで食中毒出す店が出るだろうなぁと知人のラーメン屋さん店主さんと話していたのがとうとう現実にという感じで、もう全体的に生っぽいの出すの辞めません?
引用元:X
神戸の鶏チャーシューで食中毒疑いのラーメン屋は食べログ百名店か。 兵庫県は鶏の生肉食べるの流行ってるようだ。他の店でも鶏の生肉で保健所立ち入り。
引用元:X
食中毒出した神戸のラーメン屋。
— おーたひでお (@hideo_ke007f101) June 7, 2025
これは低温調理じゃなくて生だと思います。 pic.twitter.com/0FokvqxGWw
行政の対応と営業停止処分
神戸市は、SNSでの情報と市民からの通報を受け、
6月6日に「METRO RAMEN」への立ち入り調査を実施。
調査結果を受け、6月7日から3日間の営業停止処分を科しました。
市は今後も原因究明を進めるとともに、
まとめ
人気ラーメン店で起きた今回の食中毒事件。
SNSによる早期の情報拡散が、
迅速な対応につながった一方で、
外食産業にとっては「食材の加熱管理」がいかに重要かを再認識させる出来事となりました。
食の安全を守るには、飲食店だけでなく、消費者一人ひとりの意識も気を付けていきたいです。
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