2023年12月、参政党の神谷宗幣参議院議員の元公設秘書であった
平岡有加里さんが自ら命を絶ったという報道が、
政治界隈とネット社会に衝撃をもたらしました。
この件に関して、遺族は神谷氏によるパワーハラスメントの存在を訴えており、
党内の運営体制やリーダーの資質を問う声が高まっています。
文春オンライン(2024年2月29日付)によると、
平岡さんは精神的な圧力や業務上の責任の重圧により、
追い詰められていたと遺族が証言しています。
党支持者の間でも議論が沸き起こり、事実関係の明確化が求められています。
神谷宗幣氏の元秘書の平岡有加里とは?

平岡有加里さんは、神谷宗幣氏の公設第一秘書として活動していました。
政治活動に加え、教育分野にも強い関心を抱いており、
また、娘の平岡花梨さんは「加賀塾」の代表を務めており、
親子で神谷氏の理念に共鳴していたことがうかがえます。
しかし、事件後は花梨さんも代表を辞任しています。

- 氏名:平岡有加里(ひらおか ゆかり)
- 所属・役割:参政党・神谷宗幣参議院議員の元公設第一秘書。党のタウンミーティングなど対外活動を担当し、党本部内における重要なポジションにありました 。
- 教育関連の関与:神谷氏による「加賀塾」にも関わっていたとされ、加賀塾の代表を務めていた娘・花梨さんのバックアップも担っていたと見られます 。
神谷宗幣氏の元秘書の平岡有加里の自殺の真相は?

文春報道および遺族の証言によれば、
平岡さんは2023年4月に神谷氏の判断で公設秘書を解任され、
その後も党の仕事に関わっていたものの、
2023年12月、ついに精神的に追い詰められ、自殺。
報道で明るみに出たのは翌2024年初頭でした。
神谷氏側は
が原因であるとの見解を示していますが、
遺族はそれを否定し、
2つの原因が出ています。
遺族の訴えと神谷宗幣氏への疑念
平岡さんの遺族は、週刊文春のインタビューにて、
「(神谷氏の)叱責はパワハラであり、心身の限界に達していた」と語っています。
また、「(神谷氏は)タウンミーティングの人数が少ないことを叱責し、謝罪文を書かせた」
とも述べています。
これにより、
党内外で神谷氏のリーダーシップに対する懸念が噴出。
特に、内部批判者への圧力や言論封じといった過去の対応に対しても再評価が進んでいます。
参政党内の内紛で相次ぐ離党・除籍

以下のような動きが相次ぎました
- 武田邦彦氏の除籍:党の教育方針や運営方針を巡って神谷氏と対立し、2024年初頭に除名。
- 吉野敏彦氏の離党:「神谷氏との信頼関係が崩壊した」と公に発言。
- 加賀塾代表・平岡花梨さんの辞任:母の死後に「信じていた理念との乖離」に直面し、辞任を表明。
参政党の公設秘書だった平岡有加里さんが自殺。
— blue (@eternal_blue_p) January 30, 2024
娘さんが代表を務める加賀塾のお知らせで公表。
発起人5名のうち、武田邦彦、吉野敏明、赤尾 由美が離党。
地方議員9名が連名で離党。
会員は10万→9千に激減。
実現しない理想は絵に描いた餅でしかない。
支持者の方は目を覚ますべきである。 pic.twitter.com/yjBgVFM0KB
これらの動きは、
SNSやYouTubeでの反応と抗議活動
事件後、X(旧Twitter)やYouTubeなどを中心に、
抗議街宣や署名活動も行われ、
党の対応に疑念を抱く支援者も増えています。
SNS上では「党の理念に共鳴してきたが、このような内部統制には失望した」
というコメントが多数寄せられ、
元々の支持層の中でも意見が割れる出来事となりました。
まとめ
参政党は「教育の再生」や「自立した国民づくり」を掲げ、
多くの有権者の共感を集めてきました。
しかし、今回の問題を通じて浮き彫りになったのは、
理念と現実のギャップ、そして組織運営の未熟さや説明責任の欠如ではないでしょうか。
平岡さんの死を無駄にしないためにも、
党としての対応や真相解明が急務です。
また、有権者が求めているのは「理想を掲げる政治家」だけではなく、
「人を活かす組織と対話の文化を築けるリーダー」であることが、
今回改めて突きつけられました。
コメント