2025年、衆議院予算委員会でのひとつの発言が波紋を呼びました。
自民党の江藤拓・前農林水産大臣が「米を買ったことがない」と答弁したことで、
SNS上では「庶民感覚がない」「農水相として不適格では」といった批判が相次ぎました。
本記事では、問題となった国会答弁の内容、SNSや国会でのやりとりの詳細、
そして江藤拓氏の評判や実績について、信頼できる引用元をもとに詳しく解説します。
江藤拓氏の退任
そして今回、退任の直接的な要因となったのが「私はこれまで米を買ったことがない」という発言。
一般家庭の物価高騰が深刻化する中、この発言は「庶民の生活感覚がない」と受け止められ、
結果、江藤氏はその責任を取り、農林水産大臣を辞任することに。
この言葉は、本人の生活環境(実家が農家)を踏まえれば事実として理解可能な側面もありますが、
発言のタイミングと文脈が最悪だったことは否めません。
世論の反応と今後への教訓
SNSやメディアでは
といった声が錯綜しています。。
一方で
「政治家はもっと現場感覚を持つべき」
との意見も多数見られました。
江藤氏の辞任劇は、発言の正確性と説明責任の重要性を改めて浮き彫りにする出来事となりました。
江藤拓氏の評判
これまでの江藤氏の実績と謝罪は以下になります。
江藤拓氏の実績
- 農業政策に精通し、特に地元・宮崎の畜産振興に尽力
- 2019年の農水相時代には、豚コレラ(CSF)や台風被害への対応を行った
- TPPや日米貿易協定の農業分野に関しても、調整役としての立場を担った
>江藤氏は衆院宮崎2区選出で当選8回
— ZY (@zy_human_jp) November 3, 2024
>安倍内閣だった19年に農相として初入閣した
>農林族の中核議員として知られ、農水副大臣や、農林水産物の輸出振興などを担う首相補佐官を歴任した
>首相は、江藤氏に農水業を着実に推進してもらい、重視する農政や地方活性化の実績作りにつなげたい考えとみられる
また江藤氏は農政に詳しく、地元・宮崎では畜産振興や防疫対策で一定の評価を得てられます。
素晴らしい実績をもたれています。
江藤拓氏の謝罪

2025年4月23日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』では、玉川徹氏が
江藤農相の「責任を重く感じている」という発言に対し、
と厳しく指摘されました。
「備蓄米を出しても店頭価格が下がらないことに責任を重く感じている。申し訳ない」と陳謝・・・やっと謝った。1年遅いわ😅
— おちゃ (@7rigahama7) April 22, 2025
「主食を海外に頼る体制、国益なのか」…政府検討の「米国産のコメ輸入拡大」に江藤農相が警戒感 : 読売新聞オンライン https://t.co/i9jtPg8za9
このコメントは多くの共感を呼び、「農水相 謝罪」がSNSのトレンド入りするなど、
政府の対応に対する不満が広がりました。
江藤氏はこれまでも柔らかい語り口で「責任」「お詫び」という表現を多用してきましたが、
その一方で、具体策が見えにくいとの批判の声が繰り返されています。
1.自己責任発言の誤解
また、江藤氏は以前、自身の発言で一部報道やSNSで誤解を招いておられます。
農水省の記者会見や国会議事録には、そうした発言は確認されていません。
実際には、農業支援策の中で「自己努力の促進」と述べた文脈があり、
これが冷たく響き、「自己責任」と誤解された可能性が指摘されています。
つまり、“失言”ではなく、伝わり方の問題だったとみるのが妥当のようですね。
伝え方は難しいと思います。話し方や声トーンやその場の雰囲気で伝わり方って変わりますよね…
2.災害発言に関する誤解
国会会議録や公式会見に明確な記録は見当たりません。
メディア報道やSNS上の伝聞が元になっている可能性が高く、事実として断定することはできませんでした。
江藤拓氏のプロフィールと経歴

江藤拓の学歴
- 1979年に宮崎県立宮崎西高等学校
- 1985年に成城大学経済学部経済学科卒業
- ハーバード大学国際問題研究所客員研究員江藤隆美秘書などを経る
- 2003年の第43回衆議院議員総選挙に、父の地盤を引き継いで宮崎2区から無所属で立候補し、初当選。
- 当選後の追加公認で自由民主党に入党、亀井派に所属する
政治キャリア
- 宮崎県議を経て、2000年に衆院初当選(自民党)
- 総務副大臣、内閣府副大臣などを歴任
- 2019年~2020年:農林水産大臣(第一次安倍第4次改造内閣)
- 2023年~:再び農水相に就任(岸田内閣)
まとめ
江藤拓氏は、農業政策に関して確かな実績を残してきた一方で、「言葉」が災いし、
その評価を落とす結果となってしまいました。
今後の日本の農政には、専門知識とともに、国民の生活感覚に寄り添う政策が求められるのではないでしょうか。
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