2025年6月27日、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の後継企業である「STARTO ENTERTAINMENT」は、
元フジテレビ専務取締役の鈴木克明氏(66歳)を新たなCEOに迎えると発表しました。
鈴木氏は、1994年にスタートした『めざましテレビ』の立ち上げに携わり、
フジテレビの黄金期を支えた立役者の一人。
この記事では、鈴木克明氏の学歴(高校・大学)や華やかな経歴、
そして彼の人物像や業界内での評価(賛否)について詳しく解説します。
鈴木克明(すずき かつあき)プロフィール
鈴木克明(すずき かつあき)
- 生年月日:1958年7月30日生まれ(2025年6月時点で66歳)
- 出身地:愛知県

2007年6月、取締役に選任され、常務、専務、フジ・メディア・ホールディングス取締役を歴任。
2017年6月、テレビ西日本社長に転じ、2021年6月、相談役に退く。
2025年6月、芸能事務所STARTO ENTERTAINMENT代表取締役社長に就任。
鈴木克明の学歴

出身高校については公式には明かされていませんが、
愛知県内でも有数の進学校に通っていたとみられます。
進学実績から候補として挙げられるのは以下のような高校です。
- 東海高校(私立の男子校、全国トップクラスの進学校)
- 旭丘高校(名古屋市の公立トップ校)
- 滝高校(進学率の高い私立進学校)
- 名古屋高校(中高一貫教育で実績のある進学校)
これらの高校はいずれも、慶應や早稲田、東京大学などへの進学者を多数輩出しており、
鈴木氏の進路からみて、
その後進学した慶應義塾大学文学部は、
自由な校風と多彩な学問領域で知られています。
文学や心理学、社会学など、人間理解に根ざした学びが中心で、
特にテレビや広告、出版などのメディア業界へ進む卒業生も多く、
鈴木克明のフジテレビ入社と出世歴
鈴木克明氏は1981年、
慶應義塾大学を卒業後、フジテレビに入社しました。
この年のフジテレビ入社組は“黄金世代”とも称され、
テレビ史に名を刻む名プロデューサーたちが揃っています。
たとえば同期には
- 大多亮氏:『踊る大捜査線』『ラブジェネレーション』などを手がけたドラマ界の名プロデューサー
- 永山耕三氏:『ロングバケーション』『ビーチボーイズ』など数々のヒット作を演出
- 遠藤龍之介氏:後にフジテレビ社長に就任

こうしたスター人材たちと共に、
特に鈴木氏は、情報番組や編成の分野で存在感を高め、2000年代には以下のように昇進を重ねています。
- 2001年:生活情報局 情報部長
- 2003年:編成部長
- 2005年:編成制作局長(番組編成の責任者)
- 2007年:取締役就任
- 2010年:常務取締役
- 2015年:専務取締役
テレビ局における「編成制作局長」は、
どの番組をいつ、どのように放送するかを決定する“頭脳”ともいえるポジション。
編成の責任者は、視聴率や広告収入、
さらには社会的影響にも大きく関わるため、極めて重要な役職です。
そのトップに就いた鈴木氏は、まさに“フジテレビの顔”として経営にも深く関与してきました。
鈴木克明が手がけた代表番組

鈴木克明氏の代表的な功績のひとつが、
朝の情報番組『めざましテレビ』の立ち上げです。
1994年に始まった『めざましテレビ』は、
それまでのニュース中心・硬派な朝番組とは異なり、
カジュアルで明るく、若者やファミリー層にも届く情報発信を目指した画期的な番組でした。
当時、テレビ朝日の『やじうまワイド』やNHKの『おはよう日本』などが主流だった中で、
そのプロジェクトの中心にいたのが、鈴木克明氏です。
初代チーフプロデューサーとして番組の基盤を築き、
「アナウンサーがアイドル的に親しまれる」「朝の情報番組に笑顔を」
というスタイルを定着させ、
後のテレビ各局の朝番組にも大きな影響を与えました。
この『めざましテレビ』は、
2025年現在もフジテレビの朝の看板番組として放送が続いており、
以下に、鈴木克明氏への肯定的な評価と批判的な見方を整理しました。
鈴木克明の肯定的意見

初代プロデューサーとしてカジュアルなスタイルを導入し、
フジテレビ朝の起爆剤になった実績が高く評価されています 。
番組構成やキャスティングにおいて
「視聴者ニーズを的確に捉える能力」「現場の声を反映する経営者」
という評価があり、
社員やスタッフからの信頼も厚いとされています 。
フジテレビ内での派閥関係に囚われず、
外部でも実力で勝負してきた姿勢が「独立した判断力」
を裏付けるものとして賞賛されています 。
否定的意見

「真面目すぎてノリが悪い」と感じる人もおり、
華やかな業界ではやや浮いて見えることがあるという声があります 。
テレビ西日本社長就任後、
現場に過干渉とも受け取られる動きをして一部役員と摩擦があったとの噂や、
「実質左遷だったのでは」との見方もあります。
地方局退任後は表舞台から遠ざかり、
メディアでは「最近はあまり注目されていなかった」というネガティブな評価も散見されます 。
まとめ
鈴木克明氏は、慶應大学文学部卒業後、
フジテレビで情報・編成領域の中核を担い、
めざましテレビを成功に導いた番組プロデューサー。
専務取締役や地方局社長としても手腕を発揮した結果、
現在はSTARTO ENTERTAINMENTのトップとして”新時代のエンタメ体制”を担います。
信頼と実績のキャリア路線を基盤に、今後は芸能業界の再建期でリーダーシップを発揮することが期待されています。
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