閉めないと起こる4つのリスク!!開けっぱなしは洗濯機の蛇口に強い水圧がかかった状態に…

暮らしに欠かせない「洗濯機」。とても便利な家電だが、面倒だからと運転終了後も水道の蛇口を開けたままにし

てはいないでしょうか? しかし、「常に蛇口から水が出ている状態」となるため、水漏れにつながる可能性があり

ます。基本的に洗濯機は給水弁で閉じられ、また水の逆流を防止する「逆止弁」が備え付けられている場合もあ

ることから本体への影響は少ないとされます。その一方で、多くの洗濯機の取扱説明書には、「運転終了後は必

ず水栓を閉じてください」などの記載があり、蛇口の開きっぱなしは推奨していません。 では運転が終わった

後も洗濯機の蛇口を閉めない場合、どのようなリスクやトラブルが考えられるのでしょうか?

目次

洗濯水栓を閉めないことで起こる4つのリス

洗濯機の蛇口を閉めない場合は“常時水圧がかかった状態”となります。洗濯水栓を閉めないと…

①水圧で蛇口に破損が起こることがある
洗濯蛇口は経年劣化が起こりやすく一定の期間ごとに交換などメンテナンスが必要

②ジョイント部分の故障が起こりやすくなる
ジョイント部分やホースなどに大きな負担がかかり少しの衝撃で故障しやすい。

③水栓が閉まりにくくなる
ゴムパッキンなど止水部分が固くなった水栓は無理に閉めると破損や水漏れの原因に

④地震が起きたとき被害が大きくなる
地震の衝撃で給水ホースが外れたり蛇口に割れが生じたりすると水漏れによる被害リスクが増す

ちなみに一般的な家庭の水道水圧は、地域によって異なるが0.15MPa(メガパスカル)~0.4Mpa程度となり、0.1Mpaでおおよそ10メートルの高さまで水が上がる水圧だという。

洗濯機使用時は“蛇口全開”がおすすめ

一般家庭の水道が意外と水圧があることが分かった。では洗濯機を使う際、蛇口はどれくらい開けるのが適切

なのでしょうか。 「基本的には洗濯性能、運転時間等に影響しますので、蛇口は全開にしていただけたらと

考えます。ただし、ご家庭によっては“ウォーターハンマー現象 ”が発生する場合がありますので、この場合は、

水栓の開き具合を調整すると音を抑えることができる場合があります」 “ウォーターハンマー現象”と は、

配管内の水の流れが急に止まった時に水の慣性で衝撃などが発生する現象です。食洗機などの給水弁が自動開閉

する際に「コン」といった音がするのを聞いたことがある人もいるでしょう。

意外とやりがち?間違った使い方は…

最後に、蛇口を開けっぱなしにするほかにも、意外とやっている人が多い間違った使い方について、「カッパなど

の防水性の衣類の洗濯、脱水」などがあるとのこと。通水性が低く水が抜けにくいという特徴のある防水性繊維

では 、脱水時に“異常振動 ”が起き、洗濯物がとび出したり、時には洗濯機が転倒することもあるなど危険です。

便利な洗濯機だが、長く使うためにも運転終了後はしっかりと蛇口を閉めて機器に負担をかけないことが大切

です。

まとめ

洗濯機を使用の際は蛇口は全開にする。

使用後は、洗濯水栓を閉める。なぜなら、故障や破損、被害の原因を防ぐため。

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