暮らしに欠かせない「洗濯機」。
とても便利な家電だが、面倒だからと運転終了後も水道の蛇口を開けたままにしてはいないでしょうか?
しかし、「常に蛇口から水が出ている状態」となるため、水漏れにつながる可能性があります。
基本的に洗濯機は給水弁で閉じられ、また水の逆流を防止する
「逆止弁」が備え付けられている場合もあることから本体への影響は少ないとされます。
その一方で、多くの洗濯機の取扱説明書には、「運転終了後は必ず水栓を閉じてください」
などの記載があり、蛇口の開きっぱなしは推奨していません。
では運転が終わった後も洗濯機の蛇口を閉めない場合、
どのようなリスクやトラブルが考えられるのでしょうか?
洗濯水栓を閉めないことで起こる4つのリス
洗濯機の蛇口を閉めない場合は“常時水圧がかかった状態”となります。洗濯水栓を閉めないと…
ちなみに一般的な家庭の水道水圧は、地域によって異なるが0.15MPa(メガパスカル)~0.4Mpa程度となり、0.1Mpaでおおよそ10メートルの高さまで水が上がる水圧だという。
洗濯機使用時は“蛇口全開”がおすすめ
一般家庭の水道が意外と水圧があることが分かった。
では洗濯機を使う際、蛇口はどれくらい開けるのが適切なのでしょうか。
「基本的には洗濯性能、運転時間等に影響しますので、蛇口は全開にしていただけたらと考えます。
ただし、ご家庭によっては“ウォーターハンマー現象 ”が発生する場合があります。
この場合は、水栓の開き具合を調整すると音を抑えることができる場合があります」
“ウォーターハンマー現象”と は、
配管内の水の流れが急に止まった時に水の慣性で衝撃などが発生する現象です。
食洗機などの給水弁が自動開閉する際に「コン」といった音がするのを聞いたことがある人もいるでしょう。
意外とやりがち?間違った使い方は…
最後に、蛇口を開けっぱなしにするほかにも、意外とやっている人が多い間違った使い方について、
「カッパなどの防水性の衣類の洗濯、脱水」などがあるとのこと。
通水性が低く水が抜けにくいという特徴のある防水性繊維では 、脱水時に“異常振動 ”が起こる。
洗濯物がとび出したり、時には洗濯機が転倒することもあるなど危険です。
便利な洗濯機だが、長く使うためにも運転終了後はしっかりと蛇口を閉めて機器に負担をかけないことが大切です。
まとめ
洗濯機を使用の際は蛇口は全開にする。
そして使用後は、洗濯水栓を閉める。
故障や破損、被害の原因を防ぐためということがわかりました。
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